・特許 第6784905号 無段変速機
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概要
動力伝達入力軸及び出力軸に於いて2枚
のディスクと2個の球体転動体で構成して
いる無段変速機である。2個の球体転動体を
2枚のディスク面に垂直に挟み込んだ構造
で2個の球体転動体がディスクの表面を同
時に転がり移動することで各ディスクの中
心からの距離の比が可変することができる。
これにより従来のベルトによる無段変速機
と比較して格段の変速比の幅を得ることが
可能になる。
本特許は自動車用として考案したが、ロ
ボットの関節・月面探査の車・船舶の安定化
及び建設機械などの幅の広い分野に隠れた
需要が考えられる。 |
・特許 第6872233号 無段変速機
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概要
上記、無段変速機のディスクを3枚にし
た構成である。動力伝達の入力と出力は無
段変速機外のシステムの状況により正転逆
転及び変速比の可変を可能にする。
システム上の判断に於いてディスク上の2
個の球体転動体の転がり位置を上記と同様
に可変することで変速比を可変するがディ
スクを3枚にすることで回転を反転するこ
とが可能になる。
これは、外部の運動エネルギーをシステム
内部に取り込み蓄積する動作と逆に内部の
蓄積エネルギーを外部に運動エネルギーと
して出力することなどの一連の動作が容易
であり、しかも迅速に可変が可能である。
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・特許 第6901144号 回生エネルギーを利用した
駆動機構
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概要
上記、無段変速機を使用したシステムであり
内在したバネに外部の運動エネルギーを蓄積動
作することと、その蓄積したエネルギーを運動
エネルギーとして外部に排出するシステムであ
る。
出力エネルギーに付いて、一般の電動モータや
ガソリンエンジンは動力として最大馬力などの
限界がある。
それに対してバネの特性は、その馬力に限界が
ない。ただし、蓄積エネルギーには限界はある。
これは一定の蓄積エネルギーを短時間に排出す
れば上記の馬力を超えることが可能であること
を意味する。
上記の無段変速機は、このトルクと回転数を幅
の広いレンジで容易に可変可能であることが大
きな特徴である。
例として、長い時間を掛けてエネルギーを蓄積
して短時間で運動エネルギーとして出力するこ
とで大きな馬力を出すことが可能である。
逆に短い時間に運動エネルギーを蓄積して長い
時間を掛けて少ない馬力を出力することができ
るシステムである。
上記の特許の応用の一旦であるが、上記と同様
に自動車分野に限らずさまざまな応用が期待さ
れるが、今後の課題として学術的に確立されて
いるトライボロジー技術を導入して実用化を図
る必要がある。これらの無段変速機は、大きな市場が内在
している。
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